けろちゃんブログ

けろブログ ~書きたいことを書いてみた~

ぽんこつ社会人によるチラ裏的つぶやきの場です。

#8 債務整理ってなんぞ?「任意整理」「個人再生」「自己破産」とは何なのか。そのメリット・デメリットについて。

こんにちわー。
あなたのおめめの恋人、けろです。

 

さーて、今回は「債務整理」についてご紹介します。
前回の#7において、しれーっと「債務整理」や「任意整理」等が登場していましたが、この#8では、その債務整理等のそれぞれについて私なりにご説明したいと思います。

今回の目次は次のとおりです。

今回はかなり細かい目次になってますね(笑)
ここまでわけた理由は特にないんです(ないんかいw)けど、細かくした方がわかりやすいかな?って思ってわけてみました。
ではでは、さっそくお話していきたいと思いますので、最後までお付き合いくたさーい。

 

Let'sスタート!

債務整理ってなに?

初めに、そもそも債務整理ってなんなのか、私なりに調べたものをご紹介していきます。


まず、話の前提として、借金返済問題は法律による解決が可能です。
私のような個人の借金問題解決をするための法的手段のことをまとめて「債務整理(さいむせいり)」と呼んでいます。
借金をするということは、借金を返すという義務を負うことになります。
これを債務と言い、私みたいにお金を借りる人のことを債務者と言います。
逆に、お金を貸す人のことを債権者と言います。
この借金と言う債務を、通常の日常生活を送りながら返済が可能となるように、または、借金の返済を免除してもらえるように、整理していくことを債務整理というのです。



…なーんてお硬めの言葉を使ってみましたが、要するに、借金返済で苦しんでる人を助けてくれる、ありがたーい制度のことです。



いやー、ありがたや、ありがたや。



次に、債務整理の種類について説明します。

債務整理ってどんなものがあるの?

債務整理の方法は色々な方法があります。
債務整理の主な方法は

  • 任意整理
  • 個人再生
  • 自己破産

の3種類です。

自己破産はもしかしたらテレビドラマやらで聞いたことがあるかもしれませんね。
ただ、私自身、今回自分が債務整理を行うまで、任意整理や個人再生って単語すら知りませんでした(笑)

さて、それではここからは各債務整理の具体的な内容やメリット・デメリットについて自分なりに調べたことをお伝えしていきますねー。

任意整理って…なに?

さて、まずは任意整理から。
任意整理とは、借金の減額や金利の引き直しなどを交渉することにより、将来発生する利息をカットし、その上で、毎月の返済額を減額して、生活に支障のない範囲で返済を行えるようにする債務整理の手続のひとつです。

任意整理をした結果、例えば過払金が発生していたことが判明することがあります。
その場合、過払金請求により、払いすぎていたお金を取り戻すことができます。
この任意整理は個人再生等の他の手続と違い、裁判所を通さないで直接貸金業者と交渉を行うのが特徴です。

任意整理のメリット・デメリットは?

さて、ここでは任意整理のメリット・デメリットについてご紹介します。
まずはメリットから。

【メリット】

  • 将来発生する利息をカットすることができます。
  • 督促や取り立てがとまります。。
  • 返済が元本のみになります。
  • 毎月の返済額を減らせる可能性があります。
  • 借金完済のゴールが具体的にわかるため、将来の不安が軽減されます。
  • 任意整理したい借入先を選ぶことができます。
  • 過払い金が発生していれば元金を減らすことができます。

借金返済をしていく中で、「借金の返済が苦しい」「いつ完済できるかわからず、先が見えない」理由は、借金をすることで発生する「利息」だと思いますね。
私も任意整理を選択する前は毎月の支払いに占める利息の割合が鬼のように高く、返しても返しても元本が減らず「利息やばすぎだべ」ってずーっと思ってました。


任意整理の手続では、まず、今その最大のネックである利息をカットし、元本のみの返済とすることができます。
その元本部分の返済についても3年〜5年にすることができるため、長期的な返済となり、毎月の返済額の負担を下げられる可能性があります。
今の私も、元本のみの返済となっています。
元本のみの返済となるため、結果的に返済総額が確実に減りますし、将来に渡って返済額が減るってわけです。
さらに元本のみの返済となるため、利息を支払っていた頃に比べると目に見えて借金残高が減っていくことがわかります。


私も毎月返済が終わったあと、借金残高を計算してるんですけど「いやー今月も減ったなー」って少しですけど、実感出来ています。


あと、「個人再生」や「自己破産」と違い、任意整理の対象とする借入先を自分で選ぶことができます。
そのため、自家用車をローンを組んで購入している方が任意整理をする場合、その車のローン会社を任意整理しないっていう選択をすることも可能です。
現在私も、車のローンについては任意整理の対象とはしていません、今後はそうもいきませんけど(笑)

メリットはこんな感じですね。
次にデメリットについて。

【デメリット】

  • ブラックリストに載り、クレジットカードやローンの利用ができなくなります。
  • 元本部分が減額になるわけではないので、返済額そのものは減りません。

そうなんです。
利息はカットできるけど、元本そのものが減るわけではないんですよ。
そのため、任意整理をしても結果的に借金が減らず苦しいまま…なんてこともあります。
あと、任意整理をすることで信用情報機関に任意整理していることが記録されます。
そうなると「あ、この人はお金にルーズな人なんだな」ってなるため、住宅ローン、クレジットカード作成、金融機関からの借入等ができなくなります。
その期間は任意整理なら5年と言われています。


私自身も現在クレジットカードが使えない状況ですが、特に生活に支障はないので、その辺は気にならないかなーって思います。


デメリットについてはこんな感じですね。
では、次、個人再生にいってみよー。

個人再生って…なに?

次は個人再生についてです。
個人再生とは、民事再生法という法律に基づいて、裁判所に返済不能を申し立てることで、借金を5分の1〜10分の1程度に減額し、原則3年(最長5年)で返済していく方法です。


要するに、借金の額がとんでもなくて、自力ではもう返せないから、裁判所にお願いをして、法律で決められた金額を支払えば残りは免除されますよーっていう、ありがたーい制度です。


いやー、ありがたや、ありがたや。


先程の任意整理は裁判所の許可や申立が必要なく、直接債権者とやり取りする感じですが、この個人再生については裁判所に申し立てをし、様々な書類を提出していくことで、自分が抱えている借金総額に応じて、新たな返済額が決まるって感じです。

個人再生のメリット・デメリットは?

次に個人再生のメリット・デメリットについて。
まずはメリットから。

【メリット】

  • 条件によっては借金の元本を5分の1〜10分の1にまで減額することができます。
  • 原則的にマイホームを残すことができます。
  • ローンが終わっていれば車も残すことができます。
  • 個人再生を行う際には借金の理由は問われません。
  • 資格・職業の制限がありません。

と、こんな感じでしょうか。

個人再生は借金総額の元本を5分の1〜10分の1にまで減額することができますが、借金の総額に対して最低限返済しなくてはいけない額が決まっています。
この額を最低弁済額といい、条件が合えば借金の元本が5分の1〜10分の1にまで減額できますが、残念ながら100万円以下に圧縮することができないようです。


この最低弁済額とやらは借金の総額に応じて、下記のとおり区分することができます。

  1. 借金総額が100万円未満なら最低弁済額は全額
  2. 借金総額が100万円以上500万円未満なら最低弁済額は100万円
  3. 借金総額が500万円以上1,500万円未満なら最低弁済額は借金総額の5分の1
  4. 借金総額が1,500万円以上3,000万円未満なら最低弁済額は300万円
  5. 借金総額が3,000万円以上5,000万円未満なら最低弁済額は借金総額の10分の1

私のケースであれば、借金総額が800万円なので、最低弁済額は5分の1の160万円まで減額され、これを3年かけて返済する場合、ひと月の返済額は約44,000円となります。
同じ金額で任意整理の場合、3年かけて返済する場合、ひと月の返済額は約222,000円となるため、同じ条件の場合なら個人再生の方が負担が軽くなることがわかります。


それ以外にも条件はありますがマイホームも残すことができるそうです。
ここは話すと長くなるので、詳細についてはお調べいただければと思います。
個人再生の場合、ローンの支払いが終わっている車を手放す必要はありませんが、ローン支払い中であり、車の所有者がローン会社になっている場合は、原則的には車は処分されてしまいます。
そのため、当時の私のように車を手放したくないために、任意整理を選ぶ人もいるそうですね。


さらに、自己破産と違い、個人再生の場合は借金の理由が問われることがないそうです(自己破産では、借金の理由が浪費やギャンブルである場合などは、借金の支払い義務が免除されない可能性があるそうです)。



また、個人再生に関しては資格・職業の制限がありませんが、自己破産に関しては士業などの職業に就くことはできないそうです。


メリットはこんな感じです。
次にデメリットについて紹介します。
【デメリット】
こんな素晴らしい制度である個人再生にもデメリットはあります。
デメリットはこんな感じ。

  • 返済自体は継続しなければならない。
  • いわゆる「ブラックリスト」に載ってしまう。
  • すべての債務がすべて対象なってしまう。
  • 官報に掲載されてしまう。
  • 手続が面倒な上に、費用や時間がかかってしまう。

こんな感じですねー。


自己破産ではすべての借金の支払い義務が免除となりますが、個人再生では減額された借金の返済を続けていくことが原則となるため、返済自体は継続しないといけないのがデメリットと言えるでしょうか。
また、借金の元本を大幅に圧縮できるものの、100万円以下にすることができないため、個人再生を行うための最低条件として、安定した収入が必要になってくるんです。



でも、けろ的には大きなデメリットではないなって考えます。
私の場合で話をしますが、もともと800万円を返さないといけないところ、所定の手続きをきちんと経て、裁判所から許可が降りれば160万円まで減額することができるので、むしろメリットと言っても良いと思います。
メリットでもありデメリットでもある…そんな感じですかね。


信用情報機関に載ってしまうのは任意整理でも自己破産でも同じことなので、そこまで大きいデメリットではなさそうな感じです。



個人再生では、自分の抱えている借金のすべてが対象になってしまうため、任意整理のように、特定の借入先の借金だけを選んで手続きすることはできません。
そのため、保証人が付いている借金があれば、減額分が保証人に一括請求されることになってしまうため、もし、個人再生を選択する場合に、自分の借金に保証人がついている借金があるとすれば、あらかじめ保証人の方によく説明する必要があるってことですね。


なお、車やバイクなど住宅以外でローンが残っているものは、手放す必要がでてくることもあります。
自分の抱えている借金全てが対象になるので、当たり前といえば当たり前ですよね(笑)
ちなみに私はローンを組んで車を購入しているため、個人再生をすると車は引き上げられてしまいます、悲しいけど。



そして、自己破産と同様に、個人再生をした人の名前や住所などは官報に掲載されてしまうそうで、その官報に掲載されるタイミングは、開始決定後、書面決議の決定後、認可決定後の3回だそうです。

官報とは国が発行する機関紙で、読者層は税務署や信用情報機関、金融業者などに一部の人に限られてくるため、一般の人が官報を見る機会はほとんどなく、官報によって周りの人に個人再生をしたことを知られる可能性は低いでしょう。


私自身、これが最大のデメリット、かつ、仕方のないことだと思いますが、個人再生は、債務整理の中でも最も手続きが複雑で、手間もかかるとされています。
裁判所に提出する書類も多く、手続きには約6ヶ月から12ヶ月かかります。

中でも最も難しいといわれているのが、借入先(債権者)との協議や問題点の法的な説明を構成することと言われています。
裁判所に提出する書類の中に再生計画案と言うものがあるのですが、この再生計画案、債権者の理解を得る必要があるだけでなく、法的な要件を満たすことが前提となります。

そのため、個人再生には弁護士や司法書士にかかる費用を含めて約70万円以上かかりますが、個人再生を行うほとんどの人が専門家の力を借りているのです。


さてさて、次は自己破産について説明していきまーす。

自己破産って…なに?

自己破産とは、自分が持っている財産や収入では借金が返済できない場合に、裁判所から「支払いができない」と認められたうえ借金を免除してもらうありがたーい手続のことです。
 
 
 
いやー、ありがたや、ありがたや。
 
 
こんなとてもありがーいと思える自己破産、果たしてメリット・デメリットがあるのでしょうか?
個人的にはメリットしかなさそうに見えますが…。

自己破産のメリット・デメリットについて

さて、まずはメリットから。

【メリット】

  • 債務が免除されます。
  • 請求、督促がなくなります。
  • すべての財産を失うわけではありません。
  • 誰でも申立をすることができます。
と、こんなかんじですかね。
おそらく、自己破産を選択する人のほとんどがこの「返済義務の免除」をしたいから自己破産をするんだと思いますね。
ちなみに、返済義務の免除とは、裁判所が「支払いができない状態」であると認めることで、支払いを免除を決定することを言い、これを「免責許可の決定」と呼ぶそうです。
 
 
この免責許可の決定により、それまでの借金の返済をする義務がなくなるというわけなんですね。
いやー、ありがたや、ありがたや。
 
請求や督促が止まることに関しては任意整理や個人再生を行っても同じように請求や支払いが止まりますので、任意整理共通のメリットと言えるかもしれませんね。
 
そして、何よりすべての財産を失うわけではないんです。
自己破産って聞くと何となくすべての資産がなくなってしまいそうなイメージですが、実はそうではないんです。
 
次のものは実は手元に残すことができるんですね。
①99万円以下の現金(預貯金は含まない)は没収されない
②20万円未満の預貯金は没収されない
③差し押さえが禁止されているもの
ちなみに差し押さえが禁止されているものとは、洋服タンス、ベッド、衣類など、通常生活に必要なものを指すそうです。
 
そして、自己破産は誰でも申立ができます。
それは、裁判所が、「支払いが困難である」と認めれば、誰でも自己破産をすることができるからです。
とくに収入についての制限もありませんので、無職、生活保護を受けている人、主婦であっても自己破産をすることは出来ます。
 
なので、本当にどうしょうもなくなってしまったときの最後の手段として「自己破産」を選択する人もいるようですね。 
 
こんな自己破産にデメリットってあるんでしょうかね?
【デメリット】
  • ブラックリストに載ってしまいます。
  • 財産が処分されてしまいます。
  • 職業・資格に制限を受けてしまいます。
  • 保証人に迷惑がかかってしまいます。
  • 高額な費用がかかってしまいます。
  • 官報に載ってしまいます。
と、こんなところでしょうか。
 
 
ブラックリスト、要は信用情報機関に載ってしまうのは債務整理にはつきものなので、ここはグッとこらえるしかないと思います。
 
 
 
それと原則として20万円以上の財産、99万円以上の現金は処分されてしまいます。
ただ、生活に必要なものは、この限りではありませんが、「お金に換えられるものはお金に換えて借金の返済に充てなさい。」ということですね。
それでも20万円以下の財産、99万円以下の現金は残るので、「お金に変えられるものは変えてもらうけど、全部処分すると生きていけなくなってしまうから残してあげるね。」って感じですね。
 
あと、個人再生のときには影響がありませんでしたが、自己破産の手続きを開始すると、免責が決定するまでの3~6カ月間は一定の職に就くこと、または、資格が制限されるそうですね。
 
 
自己破産をした場合、自分の借金に保証人や連帯保証人がいる場合、その人の返済義務がなくなるわけではないようなので、自己破産するときには注意が必要なようです。
 
 
自己破産に限ったことではありませんけど、債務整理全般に言えることが高額な費用がかかってきます。
自力で債務整理をしようとすると時間と労力がこれでもかってほどかかるようで、ほとんどの人が弁護士さんや司法書士さんに依頼をしているようです。
費用についてはピンきりなので何とも言えませんが、分割にも応じてくれるようなので、そこは良く相談してみることをいいかも知れませんね。
 
 
債務整理をすると官報に載ってしまうのはやむを得ないとしか言えません(笑)
 
 
自己破産のメリット・デメリットについてはこんな感じでしょうかね。

結局どれを選べばいいの?けろの個人的な見解とは。

さて、こんな長く説明してきましたが、結局のところどうすりゃいいんだ?って話ですよね?

ここまで調べてみた中で、個人的には「自分だったらそうする」という整理を簡単にしてみましたのでご紹介します。

  • 借金がそこまで多くないので自力で返せそう→任意整理
  • 借金が結構あるけど、減額できれば自力で返せそう→個人再生
  • 借金がめちゃくちゃあって、もう無理〜誰か助けて→自己破産

めちゃくちゃざっくりしすぎてますね(笑)

個々人のケースによって最良な選択肢があると思いますので、こかは「私的ざっくり見解」とでも申し上げましょうかね(笑)

今回のまとめ

まとめってほどのこともありませんが、債務整理について紹介させていただきました。

  • 将来の利息をカットして、支払いの負担を減らせる任意整理
  • 借金総額に応じて、新しい返済額が決まる個人再生
  • 借金そのものをなくすことができる自己破産

ざっくりとまとめるとこんな感じ。

今回、私の備忘メモ的にまとめたものでもありますのが、これから債務整理をしたいけど、どんな制度なんだろ?って思っている方の少しでもお役に立てればと思います。

 

 

ただ、自分にとって一番最適な債務整理を選択するためには、必ず「法律の専門家」である「弁護士」や「司法書士」に相談してください。

ひとりでただだもんもんと考えるより、そういう「法律のプロ」に相談していただいたほうが必ず良い結果が出ると思います。

その前段階の基礎的なものでも見てみたいなー的な位置づけになれば良いかなって思ってまーす。

ここまで書いて思ったんですけど、この記事、私が載せても弁護士法違反にはなりませんよね(笑)

そこだけが気がかり(汗)

 

それでは今回もまた超が付くほどの長文になってしまいましたが、終わりにしたいと思います。

 

 

 

 

借金問題で困ったら、まずは「法律のプロ」に相談しよー。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

おっしまい。

ばいばーい(・∀・)ノシシ

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